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このホームページは、私の処女作である「碧眼の阿修羅」に登場する人物や、場所、事件、様々な考え方について若干の説明をするためのものです。 というのも、この作品は私のこれまでの人生に影響を及ぼしているドイツ、イギリス、日本の三つの文化と習俗に関わる部分があるため、読者の皆さんにはあまり馴染みの無いことがあるかもしれないと思ったからなのです。
私という存在は、三つの文化の融合からうまれたといえるかも知れません。ある国で生まれ、 2 番目の国で青年期を過ごし、成人になってもうひとつの国で暮らすようになりました。
つまり様々なよい点と悪いところをあわせもつ遊牧民の生活を送ってきたのです。
私は異なった国々で生活すること、個人的にも民族的にも人々はいかに他の人たちと異なるということを尊重し、その違いをそのまま受け入れることを学びました。一方、私は何かに属しているというような感覚は持ったことがありません。同じ学校の出身、同じテレビ番組、音楽、ファッション、漫画の主人公への集団的な同属感覚がないのです。
私は10代の頃からドストエフスキーやカフカ、カミュなどの作家の精神を掴もうとして詩と内省的な物語を試みることで書くことを始めました。 私はまた、偉大なる遊牧民精神であるエリアス・カネッティとその代表作「眩暈めまい」に多大な影響を受けました。しかし私の初期のペンによる努力は私を実りある果樹園に連れて行ってはくれませんでした。そのうち、書くことを止めてしまっていたのです。
私は数年間も精神の荒野の中で、行儀のいい娘たちがしないようなことー乱痴気パーティや男友達との遊びに時間を費やしていたのです。それは私の時間の乱費でしかありませんでした。東京の郊外に住み、毎日都心に旅するのは混雑した、不快な電車での長い通勤時間に耐えねばなりません。私はいつも軽い読み物で通勤時間をカバーしていましたが、ある日突然気がついたのです。犯罪小説こそ私に最も向いている分野であると。
仕事帰りのある日のことです。読書に飽いた私の心はいつの間にか空想の世界に入っていきました。家に帰りつくまでに豊田旭の人物像が出来上がっていました。そして翌日私は再び書き始めたのです。4年と4回の書き直しの後、原稿が完成しました。そして本当の困難な仕事が待ち受けていました。それは出版社探しです。
無名の作家にとって出版社探しはことのほか困難を伴う仕事です。とりわけ日本ではとても難しいのです。私は数多くの出版社とコンタクトしましたが、どこからもよい返事をもらうことが出来ませんでした。言葉による約束は数多くありましたが、具体的ではなかったのです。
そこで、私は自分で本にすることを決意しました。そして処女作「碧眼の阿修羅」が生まれたのです。私は今、2作目に取り掛かっています。そしてこの作品も豊田旭が主人公です。
出来る限り、正確な“情報将校”であることを心がけましたが、もしも不正確な記述を見つけた方は遠慮なくお申し出ください。作品を改善するのに有用な提案は常に歓迎します。
-Newsletter-
アリス清川の処女作「碧眼の阿修羅」が3月初めから全国の書店で一斉に発売されること謹んでをお知らせいたします。
内容は読んでのお楽しみですが、色々な話題が満載されていますのでぜひ手にとってごらん下さい。
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